皆さん、こんにちは。
過去問解いていますか?
さて、今日は、
文系数学の勉強法その2
です。
その1では、「文系数学は得点源」と言いましたが、その理由として挙げられるのは以下の通りです。
1、コスパが高い
「極めて現実的な日大統一テスト対策~文系数学編その1」で申し上げた通り、文系の学生は一般に数学を苦手かつ嫌いなので、統一テストでも数学以外の科目、つまり、国語や社会の勉強に時間をかける傾向にあります。そのため、国語や社会ではそこそこ点数を採るので、あまり差がつきません。
その一方、数学はあまり勉強しない傾向にあるため、少し勉強しただけでライバルに大きく差を付けることが可能です。
点数を60点から80点に上げることは大変な苦労を伴いますが、20点から60点に上げることは比較的易しいはずです。
文系の学生が不得意としていて、少しの勉強で得点力が大幅にアップする数学こそ、勉強すべきなのです。
日本大学付属高校統一テストの傾向と対策 数学編(平成16年度以降対応)―新課程
2、勉強が楽
文系では数学がさほど重視されていないことから、文系数学では出題される単元やパターンがおおよそ決まっています。そのため、解答パターンを記憶することで比較的安定した点数が採れます。
このように、文系数学には様々なメリットがあることから、勉強した分だけ点数が上がるお得な科目と言えます。
次に、数学を勉強する際の注意点を言います。
一般的に、統一テストの文系数学で得点するためには、
①解法パターンを暗記すること、②一定の計算力を身につけること、
の両方が必要です。
読者の皆さんは、概して①はやりますが、②をやりません。
②は地道な作業であるためと推測します。
そのため、解答への道筋は正しいのにもかかわらず、計算ミス(分数や根号計算、等)や計算における勘違い(不等号や絶対値の計算、等)をするため、点数が採れないことがよく見受けられます。
計算ミスは、「計算過程を順序立てて論理的に書く癖」をつければ、見直しの段階で発見できます。しかしながら、数学を不得意としている学生には、この「計算過程を順序立てて論理的に書く癖」がついていません。
この癖をつけるには、「自分で意識して癖を付ける」以外方法はありません。
それでは、具体的にはどうするか?
それは、別の回でお話しします。
それではまた。
和田式要領勉強術 数学は暗記だ!―受かる青チャートの使い方 (大学受験合格請負シリーズ)