皆さん、こんにちは。
以前に書きましたが、日大統一テストにおける国語の解答時間は60分であり、問題量に比べて時間が短いのが特徴です。
時間配分としては、現代文35~40分、古典15~20分、見直し5~10分くらいを考えてください。
現代文
まず、現代文については、①選択肢の決め打ち と ②消去法 の2つの方法を活用してください。
①の方法は、同音異字・語句の意味・文学史・接続詞選定、等に有効です。
他方、②の方法は、文脈にそった内容読解・文脈からの理由読解・本文全体の内容読解、等に有効です。
特に、「問題文の内容と合致するものを、次のうちから二っ選べ」という内容読解の問題は、①の方法で攻めると、どの選択肢も正解のような気がして(作問者はプロですから、誤りやすい肢を作ります)、間違える可能性が大きいので、「選択肢の解答中、明らかに誤った表現や語句を用いている選択肢を消去し、残ったものを選ぶ」という消去法を使ってください。
また、現代文の過去問を解いても6割に達しない方は、何度も過去問を解いてください。決して、他の問題集等に手を出してはいけません。
過去問で6割以上コンスタントに得点でき、他の教科も万全でマークシート問題の練習をしたい方のみ(そのような方は、当ブログの読者にはいないと思いますが・・・)、「センター試験過去問研究 国語 (2013年版 センター赤本シリーズ)」
センター試験過去問研究 国語 (2013年版 センター赤本シリーズ)
の現代文のみ解いてください。
文学史
次に、文学史は、知っていればそれだけで得点でき、文学史の知識は古典にも有用ですので、「新・日本文学史チェックノート―10日で確認」
をざっと読んで、知識を入れてください。
古典
最後に、古典については、配点を考慮した場合、最悪無視してかまいません。
私の生徒で、古典は全く勉強しなかったにもかかわらず、素点で250点採り、法学部に内部進学したツワモノもいます。
古典を全くやらないことに不安をおぼえる方は、他の教科とのバランスを考え、優先順位をつけて、勉強しましょう。
以下、使用テキストと勉強法を記載します。
●第一順位の勉強:古文単語
「読んで見て覚える重要古文単語315」
の最初の章のみ暗記してください。
●第二順位の勉強:古典文法
「富井の古典文法をはじめからていねいに―大学受験古文」
富井の古典文法をはじめからていねいに―大学受験古文 (東進ブックス―気鋭の講師シリーズ)
の別冊を暗記してください。
●第三順位の勉強:漢文文法
「田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる」
田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)
をざっと読んでください。
第三順位の勉強をするくらいなら、英語や数学をやるべきと、個人的には思います。
それではまた。