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統一テスト解答法~英語編(平成23年度 問題Ⅵ正序問題)

 

今回から、過去の統一テストの出題に即した実践的な対策について書きたいと思います。

 

そこで、初回は、問題Ⅵ正序問題について、平成23年の問題を題材に考察します。

 

英語は、全7問を70分で解答するので、問題Ⅵは7~8分の解答を目指してください。

時間短縮のため、問題文を全て読んではいけません。カギかっこ内とその前後だけ読んでください。

 

1、(35)について

最初、He did’nt とあるので、その次は動詞がきます。動詞は1.leave 2.expect の2つしかないので、どちらかが入ることになります。3.to があることから、expect + 目的語+補語、つまり、expect + 目的語+ to do の形となることが判り、「expect the train to leave 」となるのではないか、と予想します。

そこで、「expect the train to leave 」と並べ替えて、④を和訳すると、「彼は、そんなに早く列車が出発すると思わなかった」となり、日本語として意味をなすのでOKであると判ります。

 

2、(36)について

 まずは、drinkの目的語になるものはないかと探しますが、見当たらないので、thatは先行詞がcoffeeである目的格であることに気づきます。すると、(36)の[ ]内は4.whereever and whenever「いつでもどこでも」という副詞節ではないかと見当をつけます。次に、主語となるのは、3.weだけなので we want to という並びになるのではと見当をつけます。ここで、want to ~ の目的語となる(不定詞の名詞的用法)動詞がありませんが、前のdrinkが省略されていることに気付いてください。

whereever and whenever we want to と並び替えて、”Can we ~ he thought.”まで和訳すると、「飲みたいときいつででもどこでも飲めるコーヒーを作れないか、と彼は考えた」となり、OKだと判ります。

 

3、(37)について

 manege to ~ 何とか~する、get  over ~ ~を克服する、という英熟語さえ知っていればすぐなので、詳細は割愛します。

 

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4、(38)について

 [ ]内の2から、比較級の構文だと判ります。何と何を比較しているのか?見ると、「beverage s in cans」と「beverages in plastic bottles」の比較だと判ります。「この頃」(Nowadays)「人気があるの」(popular)のは「ペットボトル飲料」(beverage in plastic bottles)であり<このあたりは、一般常識を最大限活用してください>、「those」は「beverages」の重複をさけるための代名詞なので、「Nowadays, beverages in plastic bottles are more popular than those in cans」と並べ替え、和訳すると、「この頃は、缶よりもペットボトル飲料の方が人気があります」となり、OKです。

 

以上のように、単語(または熟語)と文法の知識と少しの常識で、全文を読むことなく正答に至ることが可能です。

さらに言うと、時間内で合格点を獲得するためには、この方法がベストであり、この方法を身に付けることが合格への近道です。

 

上記説明で、自分には無理だと思われた方もいるでしょう。

そう思うのは、①単語・熟語・文法の知識が足りない、あるいは、②このやり方に慣れていないため、と思われます。

 まずは、上記の方法で、問題Ⅵのみ過去5年間解いてみてください。じきに、このやり方に慣れ、有効であることを痛感して頂けると思います。

 それでも、無理だと思った方は、単語・熟語・文法の知識が足りないので、以前<英語勉強法>に書いた方法で、まずは基礎知識をつけることが肝心です。

 

 それではまた。