基礎学力到達度テストの怖い点
1、全国レベルの模擬試験が存在しない
基礎学力到達度テストの出題傾向に合致し、かつ、全日大付属高3生が受験する模擬試験が存在しないため、自分の学力評価が難しいことが基礎学力到達度テストを「怖いもの」にしています。
例えば、高3/4月のテストで席次が7千番台の生徒さんが、夏休み中死ぬ気で勉強したとしても、9月のテスト本番まで席次の推移が不明のため、「あとどのくらい席次をあげれば、志望学部に内部進学できるか」不明であるため、学習の方向性がつかみ辛いということです。
通常の大学入学試験の場合、ベネッセや河合塾等の模擬試験により、志望大学の学部についての合格可能性が本番入試前に大体判明するため、志望レベルを上下することにより、合格可能性を高めることが可能ですが、基礎学力到達度テストではそれができないため、「怖い」と言えます。
2、併願が難しい
一般大学入試の場合、例えば、自分の得意または苦手(得手不得手)な出題により、偏差値の高い大学に合格、偏差値の低い大学に不合格、のようなことが頻繁に起こりますが、基礎学力到達度テストはまさに「一発勝負」のため、当日得点できるか否かにかかっており、一般入試のようないわゆる「滑り止め大学」を設けることができない点が「怖い」と言えます。
3、社会・理科に関し、試験範囲の学習が終わっていない場合が多い
選択科目である社会や理科は試験範囲が広いことに加え、4月の試験では出題範囲外なので、ほとんどの生徒さんが学習があまり進んでいないのが実情です。
さらに、基礎学力到達度テストは9月に実施されるため、試験の出題範囲であるにもかかわらず、時期的に高校の授業で扱っていなかったり、サラッと済まされる場合が多く、基礎学力到達度テストの出題に耐えられない場合が多く、「怖い」と言えます。
基礎学力到達度テストは0か100のいずれか
総じて、基礎学力到達度テストにおいては、「法学部の基準点に届かなかったから、経済学部に志望学部を変更」というケースよりも、「基準点に届かなかったので、不人気学部(国際関係学部・夜間部、等)に甘んじるか、日大に内部進学できない(高卒)となるケースが多い「怖いテスト」であると言えます。
9月のテストで内部進学を決めるためには、4月のテストで1点でも多くとる
9月のテストで志望学部の基準点を上回る得点をすることはもちろんですが、少しでも有利に内部進学を勝ちとるためには、4月のテストで高得点をマークし、席次を上げることを目指しましょう。
あと、1カ月強ですよ!
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