以下は、わたくしの生徒さんからお聞きした話です。
特定ができないように、多少話をぼかしています。
- 都内日大付属中堅高出身、部活なし、高3の4月は4千番台
- 夏休みはそこそこ勉強したが、9月のテストで7千番台
- 失意の中、東京都外の希望しない学部に進学
- このような結果となった理由は?
- 6月以降はみんな勉強し、追い上げは激しい
- 彼のように、希望しない学部への進学、または、内部進学できないという事態にならないよう「今すぐに」すべきこと
都内日大付属中堅高出身、部活なし、高3の4月は4千番台
彼は、中高一貫の日大付属高に中学受験で入学しました。
中学受験の反動から、中学時代はクラブ活動に明け暮れ、ほとんど勉強しませんでした。
高校になると、スポーツ推薦入学者の運動レベルについていけず、部活を辞めてしまいました。
高2/4月の基礎学力到達度テストで8千番台だったことに本人とご両親がショックを受け、高2の夏ごろから塾に通い始め、
その結果高3/4月のテストでは4千番台になり、
希望する経済学部の内部進学も射程内と思っていました。
夏休みはそこそこ勉強したが、9月のテストで7千番台
夏休みも、高校の夏期講習会(👈意味ない:筆者注)と塾にせっせと通い、
ご自分ではそこそこ勉強したつもりで、9月の本番を迎えました。
しかしながら、結果はまさかの7千番台!
失意の中、東京都外の希望しない学部に進学
都内にある日大の学部には推薦がもらえず、
担任とご両親のススメもあって、
本人曰く「行きたくなかった」都外の日大の某学部に通学されているそうです。
このような結果となった理由は?
彼の勉強方法は、付属生のほとんどの生徒さんがなさっていると思われる方法であり、
この方法で希望する学部の内部進学を勝ち取った方も多数いらっしゃいます。
あくまでも結果論に過ぎませんが、彼が希望学部に内部進学できなかったのは、
厳しいようですが「基礎学力到達度テストに対する詰めの甘さ」にあると思われます。
6月以降はみんな勉強し、追い上げは激しい
6月以降、高3生は部活を引退し、本格的な基礎学力到達度テスト対策の勉強に入ります。
特に運動部に所属していた生徒さんは、限られた時間の中で部活と勉強を両立させているので、要領がよく、加えて、体力とガッツがあります。
それゆえ、部活引退後の追い上げは目を見張るものであり、
席次3~4千番くらい簡単にごぼう抜きすることが可能です。
他方、成績上位者も夏休みは天王山として捉えており、
共通テストや私大入試の前哨戦としての基礎学力到達度テストで高得点をとり、
次に繋げたいと思っています。
以上のことから、社会や理科が加わり、出題内容のレベルも上がる9月のテストに、4月のテストを受験するときのような気持ちで臨むことは大きなリスクがある、ということを肝に銘じておくべきです。
彼のように、希望しない学部への進学、または、内部進学できないという事態にならないよう「今すぐに」すべきこと
4月の基礎学力到達度テストの席次が4千番台から7千番台の方は、
9月のテストの出来により内部進学の行方が大きく左右される微妙な位置である
ことを再認識してください。
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少しの失敗で、人生が大きく変わります。
悔いの残らないよう、
「過去問を解くだけでなく、出題傾向の変化にも対応できるよう標準的な問題集を解く」
ようにしてください。