今回は、一度勉強についていけなくなったら、ついていくのが難しい理由について考えてみたいと思います。
なぜ再浮上が難しいのか？
１、中学に比べ、高校の内容は高度
まずは、言うまでもなく、高校で学ぶ内容が中学と比べて格段に高度だからです。
中学の内容は、小学校の内容に「毛が生えた」程度です。
何故なら、ご存じの通り「義務教育」なので、進学校を除き、それほど難しい内容ではありません。
また、中学入試での知識で解答できるものも多数含まれているため、いわゆるノー勉でも赤点までにはならないことが多いと思われます。
ただいつまでも中学入試時の貯金が使える訳では無いので、中学になって登場する「関数」「不定詞・関係詞」などは理解が足りません。
そして、高校になると、中学で学んだことを前提として、より高度な内容を学ぶため、ついていけなくなるのは当然です。
２、キャラ変は難しい
高校になり、「このままではマズい」と「授業を真面目に聴いたり、解らない箇所を先生に質問すれば良いのでは？」とご父兄の方は考えると思います。
しかしながら、それは現実的に不可能です。
勉強ができない生徒さんが、「授業を真面目に聴いたり、解らない箇所を先生に質問すれ」ば、「何張り切ってるんだよ」「何リキんでんだよ」と同レベルの生徒さんの同調圧力により、無残にもやる気がそがれます。
また、そのような言葉を無視して、いわゆる「キャラ変」により、成績不良であった生徒からの脱皮を図るべく真面目に勉強に取り組めば、以前属していたグループやコミュニティからの退出を余儀なくされます。
以上の２点から、一度成績が下降すると、再び浮上することが難しくなり、いわゆる「深海魚」となり、ひいては日大への内部進学が絶たれることになります。
それではどうすれば
１、中学でつまづいた分野の総復習
高校のテキストや基礎学力到達度テスト過去問をやっても挫折するだけなので、中学でつまづいた「関数」「不定詞・関係詞」などの分野を復習するほかありません。
成績不良の生徒さんは、「自分が解らない箇所が解らない」のがほとんどですので、家庭教師の力を借りましょう。
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塾や予備校に行っても、お金と時間の無駄ですので、くれぐれもご注意を！
２、学校では以前のキャラで通す
いきなりキャラ変すると、学生生活に影響を及ぼしかねないので、学校では以前のキャラで通し、学校外で真面目キャラに変身しましょう。
具体的には、学校外の教育機関で猛勉強することで、全国順位の6千番以内に入りましょう。
「成績が良くなれば、キャラ変したことがバレるのでは？」と心配している方もいると思いますが、ご心配なく。
成績は一定期間努力しなければ上がりません。
あなたの勉強に対する姿勢が徐々に変われば、旧来の友人たちのあなたに対する態度も徐々に変わり、かつ、あなたの姿勢に賛同する新たな友人もわずかですができます。
その後、あなたの「内部進学で日大に行きたい」という気持ちに賛同しない友人はあなたの元を離れていき、同じ希望をもった友人だけが残ります。
旧来の友人を失うことで、多少痛みを伴いますが、離れていく友人は大学入学時点で離れていくのでい仕方ないと考えてください。
深海魚から浮上するのは、ご両親の助けも借りましょう
上記を達成するためには、あなただけではできません。
ご両親と話し合ってください。
それではまた。
