こんにちは。前回に引き続き、日本史の勉強方法について書きます。
日大統一テスト対策で最も厄介なのが日本史であると(個人的には)思います。
前回日本史編(概説)でお話ししたように、知識重視で細かいため、勉強に時間がかかるからです。
そのため、効率的に勉強しないと、間違いなくイヤになり、挫折します。
それではどうすればよいのでしょうか?
人間の脳は「ザル」です。つまり、記憶はザルの網目の間をするすると落ちていきます。
では、網目に絡まり、記憶に残すためにはどうすればいいでしょうか?
お蕎麦のように、長くして、網目に絡まるようにすれば良いのです。
何が言いたいのかと言うと、「個々の事項を断片的に記憶するのではなく、関連 付けて記憶する」ことによって、忘れることを最小限に防ぐ方法が有効である、ということです。
具体的にお話しましょう。
まず、「読むだけですっきりわかる日本史」(後藤武士著 宝島社文庫)
を読みます。その際、暗記しようと考えずざっと読んでください。
活字は苦手、という方も多数いると思います。その場合は、「まんがで学習 日本の歴史(全5巻)」(小和田哲男著 成美堂出版)
を読みましょう。
それが済んだ後、大まかな時代区分を完璧に言えるようになるまで暗記します。
先土器→縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町→戦国→安土・桃山→江戸→明治、です。
次に、各時代の政権担当者を覚えます。
及び、北条氏、江戸時代なら徳川将軍、といった具合です。
次に、各政権担当者にまつわる出来事を暗記します。
例えば、北条義時→和田合戦、承久の乱、また、泰時→連署・評定衆の設置、御成敗式目の制定、といった具合です。
次に、その出来事について、もう少し詳しく見ていきます。
例えば、承久の乱→1221年、西面の武士、北条義時VS後鳥羽上皇⇒義時勝利、上皇隠岐配流、六波羅探題、新補地頭、・・・・等のように、「承久の乱」という言葉から、上記関連事項が直ぐに言えるようになりましょう。
こうして、鎌倉時代→北条氏→2代執権義時→承久の乱→1221年、西面の武士設置、北条義時VS後鳥羽上皇⇒義時勝利、3上皇隠岐配流、六波羅探題、新補地頭、と即座に連想できるようにするのです。
この方法こそ、「断片的に記憶するのではなく、関連付けて記憶する」です(偉そうに言うほどのものでもありませんが・・・)。
「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」(金谷俊一郎著 ナガセ)
は、上記勉強法に役立ちます。
日本史は、テキスト類を最も揃えなくてはならない科目です(テキストの出費を惜しんではいけません)。
上記以外にもお勧めのテキストがありますが、それは次回以降に。
それではまた。