今まで成績が良くなかった、または余り勉強してこなかった人が、「これからは勉強しよう!」と思った仮定します。
でも、何をどうやったらよいか判らないため、早々に諦めてしまい、元の無為な日々を過ごすのが通例です。
勉強は積み重ねですので、スポーツと同様基礎体力がなければ、簡単にできるものではありません。
まずは、基礎体力をつけることから取り組みましょう。
基礎体力とは、例えば以下のようなものです。
・英語:中学生レベルの基礎単語・熟語・不規則動詞の活用等の暗記、現在完了・関係代名詞等の基礎文法
・数学:式の計算・因数分解・方程式等の計算
・国語:中学生レベルの漢字・慣用句・ことわざ・四字熟語等
入試以来あまり勉強してこなかった方は、まず上記から始めましょう。
と言っても、①どのような教材で、②いかにやれば(どのようなカリキュラムでやる)いいのか途方に暮れてしまうでしょう。
①については、過去の当ブログを参照してください。
問題は、②です。正直言って、学習計画作成が最も困難な作業です。
宣伝になりますが、経済的に余裕がある方は、家庭教師を雇うことをお勧めします。
家庭教師は、生徒さんの実力に合った学習計画を作成するので、皆さんはそのカリキュラムに沿って勉強しさえすればいいのです。
一点注意すべきなのは、「学生アルバイトの家庭教師は、当たり外れが大きい」ということです。
確かに、学生アルバイト家庭教師の中にも優秀な方はたくさんいます。また、プロの家庭教師比べて受講料は安いというメリットがあります。
しかしながら、優秀な方だからといって、成績アップや志望校に合格させることができる訳ではありません。たくさんの生徒さんを担当し、合格実績を積み、生徒さんそれぞれに合った学習法を提供することができて初めて上記課題を達成し得ると考えます。
さらに、仕様の決まった同じ電化製品なら、価格が安い方が良いに決まっていますが、家庭教師に関して言えば、「受講料に比例して、教師の質は上がる」のが普通です。
受講料には、実際の講義のコストだけでなく、下準備の コストも含まれます。
受講料が高ければ、それだけ下準備をして講義をしているものと考えられるのです。
また、家庭教師と同じ効果を、個別指導塾に期待すると失敗します。
個別指導塾は、勉強スペースを提供する「自習塾」に過ぎません。
家庭教師を使って、手っ取り早く軌道修正してください。
軌道修正ができたら、早々に家庭教師から自立するようにしてください。
勉強はひとりでやるべきものですから。
冬休みに一読をお勧めします↓