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極めて現実的な日大統一テスト対策~日本史編その2(勉強法)

  こんにちは。前回に引き続き、日本史の勉強方法について書きます。

 

 日大統一テスト対策で最も厄介なのが日本史であると(個人的には)思います。

 前回日本史編(概説)でお話ししたように、知識重視で細かいため、勉強に時間がかかるからです。

 

そのため、効率的に勉強しないと、間違いなくイヤになり、挫折します。

 

それではどうすればよいのでしょうか?

 

人間の脳は「ザル」です。つまり、記憶はザルの網目の間をするすると落ちていきます。

 

では、網目に絡まり、記憶に残すためにはどうすればいいでしょうか?

 

お蕎麦のように、長くして、網目に絡まるようにすれば良いのです。

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何が言いたいのかと言うと、「個々の事項を断片的に記憶するのではなく、関連 付けて記憶する」ことによって、忘れることを最小限に防ぐ方法が有効である、ということです。

 

 具体的にお話しましょう。

 

まず、「読むだけですっきりわかる日本史」(後藤武士著 宝島社文庫)

 

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

読むだけですっきりわかる日本史 (宝島社文庫)

  • 作者:後藤 武士
  • 発売日: 2008/06/03
  • メディア: 文庫
 

 

を読みます。その際、暗記しようと考えずざっと読んでください。

活字は苦手、という方も多数いると思います。その場合は、「まんがで学習 日本の歴史(5)」(小和田哲男著 成美堂出版)

 

まんがで学習日本の歴史(全5巻)―最新カラー版

まんがで学習日本の歴史(全5巻)―最新カラー版

 

 

を読みましょう。

 

それが済んだ後、大まかな時代区分を完璧に言えるようになるまで暗記します

先土器→縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町→戦国→安土・桃山→江戸→明治です。

 

次に、各時代の政権担当者を覚えます。

例えば、鎌倉時代なら源頼朝

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及び、北条氏、江戸時代なら徳川将軍、といった具合です。

 

次に、各政権担当者にまつわる出来事を暗記します。

例えば、北条義時→和田合戦、承久の乱、また、泰時→連署評定衆の設置、御成敗式目の制定、といった具合です。

 

次に、その出来事について、もう少し詳しく見ていきます

例えば、承久の乱1221年、西面の武士北条義時VS後鳥羽上皇⇒義時勝利、上皇隠岐配流、六波羅探題、新補地頭、・・・・等のように、「承久の乱」という言葉から、上記関連事項が直ぐに言えるようになりましょう。

 

こうして、鎌倉時代→北条氏→2代執権義時→承久の乱1221年、西面の武士設置、北条義時VS後鳥羽上皇⇒義時勝利、3上皇隠岐配流、六波羅探題、新補地頭、と即座に連想できるようにするのです。

 

この方法こそ、「断片的に記憶するのではなく、関連付けて記憶する」です(偉そうに言うほどのものでもありませんが・・・)。

 

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」(金谷俊一郎著 ナガセ)

 

 

は、上記勉強法に役立ちます。

 

日本史は、テキスト類を最も揃えなくてはならない科目です(テキストの出費を惜しんではいけません)。

上記以外にもお勧めのテキストがありますが、それは次回以降に。

 

それではまた。