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統一テスト解答法~英語編(平成23年度 問題Ⅳ穴埋め問題)

 今回は、問題穴埋め問題の解答手順を、平成23年度の問題を題材としてお話します。

 

 くどいようですが、英語の各問題の所要時間は10分未満です。つまり、全部読んでいては時間が足りません。そのため、括弧の前後だけを読んで、正答を選択しなければなりません。

 

おおまかな解答手順

 

1、選択肢(平成23年度の問題では1~10)の単語を品詞分解(名詞・動詞等に分ける)する

2、括弧内の入るべき品詞を検討する

3、実際に括弧内に入れて、意味が通るか検討する

 

それでは、平成23年度の問題を例にとり検討してみましょう。

 

1、選択肢の単語の品詞分解

 清水書院刊「統一テスト問題と詳解」の解答に品詞分解してあるので、それをご覧ください。

 

2及び3、括弧内の品詞を検討し、訳出

 

①(23)について

 直前に、was really とあるので、名詞・動詞・形容詞のいずれかが入ります。但し、動詞の場合、直前にbe動詞があることから、受動態になるべきなので選択肢の1・4・7・8は入りません。すると、2・3・5・6・9・10のいずれかということになりますが、括弧の後 I would ~の節が続いているので、9または10に絞られ、さらに、not  find  a  job ~とあり、「将来の仕事が見つけられない」場合、9「pleased:喜ぶ」はずはなく、10「worried:心配する」を選ぶことになります。

念のため、訳してみると「将来の仕事が見つけられないのではと本当に心配であった」となり、OKです。

 

②(24)について

 直前にtheがあることから、名詞が入ることが判り、「(24)についての深い考え(deep thoughts)」とあることから、上記①の考察から、6であることが判ります。

6を入れて訳してみると、「私は将来について深く考えることなく大学の文学部に入学した」となり、OKです。

 

③(25)について

 直前にcould  notとあるから動詞の原形が入り、直後に「どんな仕事をしたいのか:what  kind  of  work  I  wanted  to  doとあるので、意味を考えると4「見出す」が入ります。

このように、文法上一義的に決定できない場合には、文章の意味から選択肢を決定します。

この場合には、当然のことながら、訳出の必要はありません。

 

④(26)について

 直前にwill があるため、動詞の原形が入るから、1・7・8のいずれかが入ります。

 訳してみると、「ときおり、突然あなたの前に(26)であろう」をいう意味になるので、1が入ることが判ります。

 

⑤(27)について

 直前にmy  close closeは形容詞で「親しい」という意味です。直前にmyがあるので動詞ではないので、ご注意ください)とあるので、名詞の3か5が入り、「親しい」と親和的な5を選択できます。

訳してみると、「私の場合、先輩との親密な交友関係のおかげで就職の機会を得られた」となり、OKです。

 

⑥(28)について

 There  is  no  need  to とあるので、次は動詞で、残った7か8のいずれかが入ります。

容易に7が入ることが判り、「急ぐ必要はありません」という訳になります。

 

⑦(29)について

 直前にtheがあることから、名詞が入ることが判り、残った3を入れます。

訳してみると、「多くの人々は、彼らにとってどの仕事が激励(encouragement)なのか直ぐに判断できない」となり少し変です。そこで、改めて残った選択肢から入りそうなものを探してみると、2の「最良の:best」が当てはまり、入れるべきなのは名詞ではなく、the+形容詞の「the best」であることが判ります。

このように、文法的に当てはまるものだけを機械的に入れると誤る場合もあるので、必ず意味が通るか確認してください。

 

<まとめ>

 問題は前にやったと同様、上記方法をマスターするためには多少時間がかかりますので、5年分くらいの過去問につき、上記方法での解答を試してみてください。

またと同様、一定の英単語・英熟語・英文法の知識がないとできないので、基礎力の充実を図ることが先決です。

 

それではまた。

 

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