令和3年4月の基礎学力テストはいかがでしたか?
先日行われたテストに関して、
国語⇒今まで通り
英語⇒難化
数学⇒問題傾向変わった
という感想を耳にしますが、今回はわたくしが実際問題を解いてみた感想について書きます。
国語について
例年と出題傾向・難易度ともに変わっていませんので、平均点は上がるのではないでしょうか?
例年通りなので、感想は割愛します。
英語について
大問6
大問1から大問5については例年通りですが、大問6のA(31)では、初めて記述式問題が出題されました。
記述式とは言うものの、最終段落である18行目から20行目までにつき指定の条件に沿って解答するだけです。
受験戦略的には、ただでさえ時間が足りない英語のテストで、条件に沿った解答を記載するのは時間がかかり、かつ、配点も3点なので、はじめから、「捨て問」としても構わないと思います。
大問6のAの(28)~(30)従来通りの出題なので、3問中2問の正答は欲しいところです。
大問6のBは、従来通りの出題で、苦手な方が多い問題です。今回の問題は、内容的にわかりにくい「世界遺産」「雲」「緯度・経度」の説明なので、後回しにした方が無難です。ただ、配点が4点✖3問=12点と大きいので、捨ててはいけません。
大問7
インカ帝国がスペインに征服される興味深い話です。
難易度は例年と変わりませんが、(注)が多いため読みづらく感じた生徒さんが多かったようです。
長文問題は配点が高いので(大問7だけで、26点も!)、内部進学のためには最低でも10~16点は得点したいところです。
大問7が難しく感じた方は、先ずは英単語・熟語と英文法を固めてください。
数学について
難易度は例年並みです。
難しいと感じた方は、「過去問を何度も解くことで、解答手順を覚える」という勉強方法を変えなければ、9月のテストでも得点できない可能性が高いです。
今回の基礎学力到達度テストを見る限り、過去問べったりの付属生の入学を断ち切ろうという、大学側の考えが透けて見えます。
大問1
大問1を1問でも間違った方は、危険度大です。
(2)
できなかった方は、因数定理を復習してください。
(4)
3次元になっただけで、基礎的な問題です。
大問2
皆さんお待ちかねの、円の問題です。
ただ、(1)の出題形式が変わったので、全滅した生徒さんも多いのでは・・・。
大問3
(3)以外は、従来通りです。
大問4
全問正解したいところです。
大問5
少なくとも、(1)と(2)の(ⅰ)は正解できます。
大問6
(1)と(2)の(ⅰ)は外せません。
大問7
(3)で英語同様、はじめて記述式出題です。
基礎的な問題かつ5点と高配点なので、正解したいところですが、(1)(2)を正解すれば良いでしょう。
難易度は変わりませんが、出題のされ方が多少変わったので、過去問を繰り返し解くだけでなく、標準的な問題集を繰り返し解くことが、基礎学力到達度テスト数学の攻略法となるでしょう。
残り5カ月を切りました。
コロナ禍で外出自粛中の今こそ、勉強してください。